簡単な、たし算ができるようになれば頭を柔らかくする訓練をしよう!(一年生)

簡単な、たし算ができるようになれば頭を柔らかくする訓練をしましょう。どのように教えればいいのか丁寧に解説しています。数学の著書もある著者が運営しているサイトです。

塾講師時代、生徒の成績をみるみるあげた授業をもとにした本です。数学が苦手なひとに向けた本です。
◆ 0(ゼロ)からやりなおす中学数学の計算問題
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簡単な、たし算ができるようになれば、頭を柔らかくする訓練をしよう!(一年生)

※数字カードが手元にない場合は、数字カードのつくりかたをご覧になってください。ほぼ無料、数分でつくれます。

たし算といえば「2+3=5」のような形を思い浮かべると思いますが、つぎのような問題もあります。

(例1)「5=〇+△」になる〇と△は何?
(例2)5は〇と△をあわせた数。〇と△は何?

幼少のころから、このような問題を解いておくと頭が柔らかくなります。

それだけではありません。
現時点の学校指導要綱だと、この手のタイプの計算をさせられるようです。幼少期の今、勉強させておくとお得ですよね!
というわけで、ここでは、数字カードを使って上記のようなタイプの問題を解かせていく方法を紹介します。

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数字カードと紙があれば、いろいろと訓練できる!

数字カードはすでに紙でつくっていますよね。
あとは、紙につぎのように書くだけで、今回の訓練ができます。



さっそく、はじめていきましょう!
まずは、子どもの手元に、さきほどの紙とえんぴつ、それと、いろいろな数字カードを置いてください。



そして、自分の手元に【4】の数字カードを置いて「4にするには、その紙にどのカードを置けばいい?」と聞いてください。

たぶん、わからないと思います。
そこで、「交換ゲームを覚えてる? 【4】のカードと交換してみて」と聞いてみてください。
※交換については、別のページで解説しています。

・子どもが【4】のカードと【1】のカード4枚を交換した場合 → 「紙には2個しか置くところがないよね。枚数が多いんじゃない?」という
・子どもが【4】のカードと【1】のカード2枚、【2】のカード1枚と交換した場合 → 上記と同じ。

そのうち、正解を出すと思います。
正解すれば、別の組み合わせがあることも教えてあげてください。

(例)子どもが紙に【1】と【3】のカードを置いた場合
「【1】のカード2枚と【2】のカードが交換できるよね。だから、【2】のカード2枚でもいいんじゃない?」
※実際は、もうすこし、かみくだいて説明してあげてください。

これができれば、あとは練習あるのみ、です。
自分の手元に【3】や【5】などを置いて、子どもに考えさせてあげてください。

これがすんなりいくかどうかは計算問題をどのくらい解かせたのかによります。わかっていなさそうなら、前のページに戻って、もうすこし、たし算の勉強をさせてください。

<目標>
「5=●+▲」の●や▲を言えるようになる(組み合わせはまだすべていえる必要はありません)。

<練習>
●や▲にはいる数字を考えさせてみましょう。

・2=●+▲
・3=●+▲
・4=●+▲
・5=●+▲
・6=●+▲

なお、できるならば「7=●+▲」「8=●+▲」「9=●+▲」などもさせてほしいのですが、まだ難しいと思います。
ひき算の先に、「数字が大きい場合の教えかた」を紹介しますので、今はできならまださせる必要はありません。

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組み合わせもすべて言えるように練習しよう!

はじめのうちは、【4】のカードを見せて、子どもが紙に【1】と【3】のカードを置くだけでOKとしてください。
※この際、親がほかの組み合わせを教えてください。

それを繰り返して練習していると、すんなりできるようになると思います。
そのタイミングで、子どもに組み合わせをすべて言わせるようにしましょう。

たとえば、【5】のカードを手元に置いて、子どもが【1】【4】の組み合わせをつくったとします。

このとき、「【1】と【4】以外に、まだあるよ?」と、子どもに考えさせましょう。。

なお、【1】【4】と【4】【1】のように順番がちがう場合、どうすればいいのでしょうか。

理想は、たし算は順番をいれかえても答えが同じになる、また、なぜそうなるのかを教えることです。
しかし、自然にわかるようになるので、すこしでも難しそうだな、と思えば、いまは教えなくても構いません。

<目標>
「5=●+▲」の●や▲を言えるようになる(組み合わせも、できれば全部言えるようになる)。

<練習>
●や▲にはいる数字を考えさせてみましょう。組み合わせも、できれば全部言えるようにしてください。

・2=●+▲
・3=●+▲
・4=●+▲
・5=●+▲
・6=●+▲

なお、こちらはまだ「7=●+▲」「8=●+▲」「9=●+▲」をしなくてもいいです。ひき算の先に、「数字が大きい場合の教えかた」を紹介します。

<チャレンジ!>さらに頭を柔らかくするために、空欄を3つにしよう!

さきほどと、ほぼ同じです。
今度は、紙の空欄を3つにします。
これだけで、難易度は一気にあがります。



教えかたは空欄2つのときと同じです。

・まずは1つでも組み合わせをつくらせる練習をする
・それができれば、すべての組み合わせをつくらせる

ただ、まだ1桁のたし算しかできないので、1回子どもに教えて無理そうなら、空欄3つのパターンは教えなくてもいいです。

<目標>
空欄3つの場合も、組み合わせもすべて含めてできるようになるのが理想ですが、ほとんどの子どもには難しいです。
チャレンジなので、「今」は、できなくても構いません。

繰り上がりがある足し算を勉強したあとに、空欄3つの場合を再チャレンジするといいですよ!

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