●分後、●分前の計算を完全にできるようにしよう!(三年生)

三年生に「●分後」「●分前」を完全に理解させる方法を説明しています。数学の著書もある著者が運営しているサイトです。

塾講師時代、生徒の成績をみるみるあげた授業をもとにした本です。数学が苦手なひとに向けた本です。
◆ 0(ゼロ)からやりなおす中学数学の計算問題
◆ 5つのパターンで9割わかる!中学数学の文章題

「分」と「時間」をまたぐ計算

STEP2では、●分前、●分後の計算のうち、つぎのような「分」と「時間」をまたぐ計算を勉強させます。

(例)7:05の14分前は?

なお、STEP1で学習した内容ができないと、STEP2は手も足もでないと思います。STEP1の内容があやふやならば、焦らずにSTEP1から勉強しなおすといいでしょう。

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足したあとに、時間になおせばいい!

子どもに、つぎの問題を考えさせてください。

(問)7:50の10分後は?

「10分後だから、10を足せばいいんだったよね。7と50のどちらに足せばいい?」と聞いてください。

STEP1をしっかりできていれば「50」と答えると思います。
「50+10=60だよね」と言いつつ、紙に「7:60」と書いてください。
そして「これでよかったっけ?」と聞いてください。
同じくSTEP1をしっかり勉強できていれば「8:00」と答えると思います。

このように「足して60分を超える場合」は、足し算をしたあとで時間に変換すればいいと教えてください。

(問)8:55の8分後は?

やりかたがわかれば、つぎのように考えると思います。

・「8分後なので、8を足せばいい。55+8=63」
・「8:63になる」

よって、9:03と答えると思います。
これがわかれば、演習問題を解かせましょう。

いまの時刻は、8:48です。

(1)12分後は?
(2)20分後は?
(3)22分後は?

つぎのようになりますね。

(1)足すと「8:60」なので変換して「9:00」。
(2)足すと「8:68」なので変換して「9:08」。
(3)足すと「8:70」なので変換して「9:10」。

【目標】「足して60分を超える場合」は、足し算をしたあとで時間に変換すればいいとわかる

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引けない場合は先に時間を分に変換しよう

子どもにつぎの問題を考えさせてください。

(問)7:05の10分前は?

「10分前だから、10を引けばいいんだったよね。7と05のどちらから引けばいい?」と聞いてください。

STEP1をしっかりできていれば「05」と答えると思います。
そのあとは、つぎのような会話をするといいでしょう。

親「でも、5から10は引けないよね。どうすればいいと思う?」
子ども「わからない」
親「こういう場合は、先に1時間だけ、分にすればいいんだ」

そして、紙に「7:05」と書いて、つぎのような会話をするといいでしょう。

親「この7時間のうち1時間だけ60分にするね。じゃあ、7はいくつになる?」
子ども「7−1=6」
親「じゃあ、05分はいくつになる?」
子ども「5+60=65」

つぎのように縦に並べて書いてあげてください。

・7:05
・6:65

「これで、もう引けるよね。65−10=55だから、答えは6:55になる」と言えばいいでしょう。

最後に「引けない場合は先に1時間だけ、分に変換すればいい」と教えてください。
ちなみに、これがわからないようであれば、STEP1をしっかり復習させてください。


(問)7:11の15分前は?

子どもとつぎのような会話をするといいでしょう。

親「11−15は計算できないよね。どうすればいいんだった?」
子ども「1時間だけ、分にする」
親「じゃあ、時間を分にしてみて」

子どもにつぎのように書かせましょう。

・7:11
・6:71

これで、15を引けるようになりました。
「71−15=56」なので、答えは「6:56」です。

これがわかれば、演習問題を解かせましょう。

いまの時刻は、8:05です。

(1)10分前は?
(2)8分前は?
(3)12分前は?

8:05は、7:65ですね。

(1)65−10=55なので、答えは「7:55」です。
(2)65−8=57なので、答えは「7:57」です。
(3)65−12=53なので、答えは「7:53」です。

【目標】「引けない場合」は、先に1時間だけ、分に変換すればいいとわかる

●時間▲分後の計算ができるようになろう!

子どもにつぎの問を考えさせてください。

(問)7:45の1時間21分後はいつ?

「分」だけではなく「時間」も計算しないといけませんね。
このような場合は、つぎのように「時間」と「分」を分けて考えさせるといいでしょう。

1時間21分後は「1時間後」「21分後」と分けて考える

というわけで、子どもとつぎのような会話をするといいでしょう。

親「7:45の1時間後は?」
子ども「8:45」
親「8:45の21分後は? 紙に書いて計算して」
子ども「45+21=66。だから、8:66。9:06だね」

これができれば演習問題を解かせましょう。

いまは、6:48です。

(1)1時間12分後は?
(2)1時間20分後は?
(3)2時間32分後は?

(1)6:48の1時間後は7:48です。7:48の12分後は7:60、すなわち、8:00です。
(2)6:48の1時間後は7:48です。7:48の20分後は7:68、すなわち、8:08です。
(3)6:48の2時間後は8:48です。8:48の32分後は8:80、すなわち、9:20です。

●時間▲分後の計算ができる

●時間▲分前の計算ができるようになろう!

子どもにつぎの問を考えさせてください。

(問)7:05の1時間10分前はいつ?

これも「分」だけではなく「時間」も計算しないといけません。
このような場合も、つぎのように「時間」と「分」を分けて考えさせるといいでしょう。

1時間10分前は「1時間前」「10分前」と分けて考える

というわけで、子どもとつぎのような会話をするといいでしょう。

親「7:05の1時間前は?」
子ども「6:05」
親「6:05の10分前は、どう考えればよかった?」
子ども「5:65にする」
親「じゃあ、答えは? 紙に書いて計算して」
子ども「65−10=55。だから、5:55だね」

これができれば演習問題を解かせましょう。

いまは、6:08です。

(1)1時間12分前は?
(2)1時間20分前は?
(3)2時間32分前は?

(1)6:08の1時間前は5:08です。5:08は4:68です。4:68の12分前は4:56です。
(2)6:08の1時間前は5:08です。5:08は4:68です。4:68の20分前は4:48です。
(3)6:08の2時間前は4:08です。4:08は3:68です。3:68の32分前は3:36です。

●時間▲分前の計算ができる

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