わり算は「算数が苦手」の根本(三年生)
わり算を苦手とするひとは多いのですが、実は、わり算が理解できないと、わり算そのものだけではなく、分数はもちろん、比、比例などでつまづくことがあります。
なぜなら、つぎのものはすべて同じ考えかたをするためです。
・わり算
・分数
・比
・比例
・文章題(速度など)
だから、つぎのようなことが起こっています。
・わり算をイマイチ理解していない。でも先に進む!
→「分数」「比」「文章題(速度)」「比例」などでつまづく…。
→いくら勉強しても一向にわからない(なぜなら、わり算を理解していないため)
→どうしてもわからないから、公式の暗記に走る…。
→算数は苦手!
「学校の先生、しっかり教えろよ!」と思いますよね。
しかし、わり算は教えるのが難しいのです。
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なぜ、わり算を教えるのは難しいのか?
わり算には「分割法」「包括法」をはじめとする、教えかたがいくつかあります。
逆からいえば、「これだ!」という教えかたは存在していないということでもあります。
だから、ほとんどの学校や塾では「このケースでは分割法で理解させる」「別のケースでは包括法で理解させる」という感じで指導しています。
みんながみんな理解できればいいのですが、なかなか理解できませんよね。
これがわり算をわかりにくくしている一因です。
では、どのようにすれば、わり算を理解することができるのでしょうか。
わたしが編み出した2STEPの方法をお勧めします。
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わり算を2STEPで教える方法とは?
わたしは、わり算の計算だけではなく、その先にひかえている比、比例なども一気に理解できるようにするメソッドをつくりあげました。
具体的には、2段階(2STEP)で理解させる方法です。
わり算をつぎの2つのSTEPで教えます。
【STEP1】分割法、包括法をベースにしたオリジナルの教えかたで、わり算をかんたんに理解させる。計算できるようにする。
【STEP2】別のオリジナルの教えかたで、比や割合などの「先」につながるように、わり算の理解を深める →三年生では学習しません。
というわけで、これから、2STEPで教える方法で、わり算を、ていねいに解説していきます。
学校や塾に任せておくと、取り返しのつかない事態になることもあるので、親である、あなたがしっかりと教えましょう!