食塩水の導入(六年生)

食塩水の問題は小学校では学習しませんが、中学受験では出題されます。
当サイトでは中学受験を考えているかたを対象に、食塩水の問題の考えかたや解きかたを解説していますが、なかには低学年の子どもに教えたいと思っているかたもいると思います。
そこで、このページでは、そういうかたに向けて、つぎのことについて説明しています。

・食塩などを水に溶かすと透明になるとわかる
・濃度のイメージをつかむ
※すでに食塩水の問題を解いている子どもには「当たり前」のことばかりです。

なお、このページを読んだかたのなかには、わざわざコップや砂糖を用意しなくても、と思うひともでてくるかもしれません。
しかし、実体験させるかどうかはものすごく大切です。
面倒でも実体験させてみましょう!

というわけで、低学年の子どもに「濃度」について教えてみましょう!

スポンサード リンク


実際に「なめさせて」濃度を実感させよう!

まずは、コップと砂糖を用意してください。



コップに砂糖1本(4g)をいれます。


親「これに水をいれるとどうなると思う?」
子ども1の予測:「白くなる」
子ども2の予測:「透明になる」

水をいれて、かき混ぜてみましょう!


親「透明になりましたー 溶けると透明になるんだ!」

そして、青いコップには1本、赤いコップには3本の砂糖をいれて、水を入れて舐めさせてください。


親「どっちが甘い?」
子どもたち「赤いコップのほう!」
※食塩にしないのは、こうやってなめさせるためです。
親「砂糖の量が多いほど、甘くなるよねー じゃあ、問題ね。砂糖1本だけで、赤いコップより甘くできると思う?」
子ども1の予測「できない」
子ども2の予測「できない。だって、赤いコップは3本使っていたから」

コップに砂糖1本いれて、水を少量いれてかき混ぜましょう。



そして子どもに舐めさせてください。

子どもたち「ものすごく甘い!」
親「え? なんで? 砂糖1本だけしか使っていなのに、なんで、一番甘くなったの???」
子ども「あ! 水が少ないからじゃん!」
親「そう。水って、甘くないよね。それをいっぱいいれたら、甘くなくなるよね。今回は、水がすこしだから、甘いままなんだねー」

コップを並べてください。

親「どれがどのくらい甘いのかわかる?」
子どもたち「わからない」
親「見た目ではわからないよね。だから『濃度』っていうものがあるんだ。一番甘いコレは20とするね。中くらいなのは10、甘くないのは5みたいに数字であらわすんだ。こうすれば、どれがどのくらい甘いのかわかるよねー」

いまのところ、数字は適当でいいです。

親「じゃあ、考えてみて。濃度って、どうやって決めると思う? わたしが適当に決めていいと思う?」

当然わかりません。 そういうときは、子どもが自分で気が付いたと思わせるように誘導です。

わたし「この水、なんで、甘いの?」
子どもたち「砂糖をいれたから!」
わたし「そうだよね。でも、甘くない水もあれば、甘い水もあったじゃん。なんで?」 子どもたち「水をいれたから!」
親「ひょっとして、濃度って、甘い砂糖と、甘くない水の量で決められるんじゃない?」



親「だって、水が少なかったら、甘くなったじゃん。濃度の数字が大きくなったじゃん」


親「水をたくさんいれたら、甘くなくなったじゃん。濃度の数字は小さくなったじゃん」



ここからは「割合」の話になるので、ここで切り上げてください。

【目標】・食塩などを水に溶かすと透明になるとわかる
・濃度のイメージをつかむ

「算数(六年生)」のトップページ
「楽しみながら、算数・数学を勉強しよう!」のトップページ